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愛の浜園ニュース Vol.1 – 障害者福祉施設愛の浜園の陶芸窯をリニューアル 縁起物の初窯の作品は大島高校書道部とコラボ作品に

平成31年2月26日

障害者支援施設・愛の浜園では、平成31年1月に陶芸の焼成窯を新調し、その初窯の作品として鹿児島県立大島高等学校書道部の生徒23名が筆入れした作品を愛の浜園で焼き上げ、2月25日に同校の書道室にて仕上げ作業を行いました。

リニューアルされた窯による最初の作品は、大島高校書道部の生徒に「馬」の文字を筆入れたした作品になりました。縁起物とされる馬ですが、今回は左馬・逆さ馬と呼ばれる左右逆文字を書いてもらっています。

馬に乗るときに左側から乗れば倒れないことから、古くから左馬は倒れない象徴とされ、人生を大過なく過ごせ福を招くといわれています。また「うま」の逆は「まう」となりめでたい席で踊る「舞い」を想起させ、逆さ馬は福を招く縁起がいいものとされています。

初窯とは、製陶工場や陶芸家が初めて火を入れて焼成する窯で焼いた作品のことで、新年最初の火入れを差す事もあります。初窯で焼いた作品は縁起物とされ、今回の初窯作品は、福を招くよう愛の浜園にゆかりのある方々へ寄贈される予定です。

2月上旬に愛の浜園の職員、入所者が作製したご飯茶碗に、日ごろは書道に励む高校生がそれぞれの感性で茶碗の内側に筆入れし、最後に高台のやすりがけによる仕上げ作業に携わって頂きました。

愛の浜園では昭和59年より、障害者の日中活動、生産活動の一環として陶芸を行っており、今回のリニューアルされた陶芸の焼成窯は今後入所者の日中活動、就労事業に生産活動、陶芸教室などの事業に使用されます。園で生産された作品の中には県美展(ハートフルの部)で受賞やバザーやイベントで地域の方に販売されるなど、島内外で高い評価を受けています。

この取り組みに参加した高校生と愛の浜園園長のコメントは別紙のとおりです。

初窯におけるコメント

愛の浜園

園長:榮野和光(えいの・かずみつ)

今回ご協力いただきました大島高校書道部の皆さん、顧問の先生に深く感謝いたします。陶芸を通してたくさんの人に愛の浜園の事を知って頂く機会になればと思います。そのような意味では今回大高書道部の皆さんとコラボできた事は大変うれしく思っています。

大島高校書道部

且琴音(かつ・ことの)1年

普段は半紙などに字を書きますが、お茶碗に字や画を書くのは初めてだったのでいい経験になりました。またやってみたいです。質感が紙とまったく違うので、絵よりも字を書く方が難しかったです。

中井あめり(なかい・あめり)1年

陶芸の作り方は知りませんでしたが、思い通りに書けず、出来上がりも想像とは全く違いました。このお茶碗でご飯を食べて元気になりたいです。

平山朋美(ひらやま・ともみ)1年

絵よりも普段部活で練習している文字のほうが難しかったのですが、こうやって作品になってみると味があって、いい作品することができました。家族に使ってもらいたいと思います。

皛納美咲(きょうのう・みさき)1年

器の内側の凹んでいる部分に書くことが難しかったです。また今回文字を敢えて逆に描くというテーマだったので、普段と違い難しかったです。お姉ちゃんの大好きなアイドルグループのロゴを入れた作品は、サプライズでプレゼントしようと思います。いい記念になりました。

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